2013年03月08日

『もう終わっている会社』

『もう終わっている会社』
古我 知史著
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2012/12/26
http://www.d21.co.jp/products/isbn9784799312551

【内容紹介】
50社以上の起業や事業開発、投資育成の現場に直接参画してきた
マッキンゼー出身のキャピタリストが、日本の会社とビジネスマンに
満を持して説く、本気の会社改革のすすめ。
ここ二十年を超えて日本国家と日本の優秀な会社と会社人たちが
見失った「ホンモノの三種の神器」を、本気で取り戻して会社改革を
しようという挑戦でもあります。

ここで言う「ニセモノの三種の神器」とは、
「選択と集中の戦略」、
「中期経営計画の信奉」、
「顧客第一主義」。
この二十年以上、経営戦略の基本中の基本とされてきた三つの柱です。
えっ? それってどういうこと?
本書では、それら「ニセモノの三種の神器」のニセモノたるゆえんを
暴き、ホンモノへの道を示します。

ただ、本書は、著者がプロローグで言っているように、
経営陣や経営コンサルタントたちだけのための本ではありません。
むしろ、そうではない人たちのためのものです。
なぜなら、会社を変えるのはやはり一人ひとりの「個人」だからです。

著者曰く、「その個人がフォーマルな(つまりカチッとできあがった)
会社の枠組みを(気持ちの上で)ぶっ壊して、
ナナメヨコにつながるインフォーマルな(つまり原始的な好き嫌いの
お付き合いの)組織(のような集まり)で、根こそぎ会社を変えていくのである」。

これまで、多くのビジネス書をお読みになってきた方々には、
ある意味、爽快&痛快な、目からウロコの、まったく新しい視点を
示してくれる、大きな分岐点の本となることでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「選択と集中の戦略」
「中期経営計画の信奉」
「顧客第一主義」
これら、経営には必要なキーワード
と、考えるか、考えないか?

マニュアル至上主義のようなこの社会で、
こうした考え方を如何にジブンに
受け入れるか、
はたまた受け入れないか、

一度、この方法・論理でいいのか?
と、
問うことがあるのであれば・・・、

この提言!
どうなんでしょうか。
それは個人の考え方で・・・。

タイトルで
インパクトで
気になった一冊です。

しずおかの
ビジネスパーソンも、
タイトルと目次だけでも・・・
要チェックかも・・・。




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Posted by lifeinshizuoka at 04:52│Comments(0)お奨め本
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